――『Xブレード』の最大の魅力とはどんなところでしょうか? 実は、この作品はユービーアイのグループ会社ではなく、「Gaijin Entertainment」というロシアの独立系スタジオが開発したタイトルなんです。一番大きな魅力、特徴としてはやはり “ロシア発のゲーム” という、我々にとってこれまであまり馴染み深いものではなかったところから、まるで日本で作られたかのように見えるタイトルが登場したというところではないかと思います。一番わかりやすい部分としては、主人公アユミのキャラクターが挙げられますが、それ以外にも、単純に画面の構成や、色づかい、ゲームデザインなどの部分でも、非常に日本的な手法が使われているんです。たとえば、弊社の『アサシン クリード』を例に挙げると、こちらはフィルムで撮ったような質感のグラフィックが特徴です。それに対して、日本のゲームはどちらかといえばセル画で塗ったような、あるいは CG の特徴を生かしたパキッとした絵作りをしているものが多い。『Xブレード』の絵作りは、非常に日本のそれに近いのではないかなと思います。それというのも、開発チームが日本のゲームやアニメを非常にリスペクトしているというところが大きいんです。「日本的なゲームを自分たちで作ってみたい!」という開発チームの熱意が、このゲームに形として実際に現れているところが本当に大きな魅力となっていると思います。 
――本作のローカライズで最も重視したことは? 基本的にゲームの内容自体にはほぼ手を加えていませんが、ボイスを完全日本語化するにあたって、やはりストーリーがきちんと伝わりやすいようにする、というところが大きなポイントになりました。主人公のアユミ役には、声優の釘宮理恵さんを起用しているのですが、細かいニュアンスや語尾など、釘宮さんならではの魅力というものを、脚本上、若干考慮した部分もありますね。ゲームを進行していくと、ジェイという男性キャラクターが参加してくるのですが、こちらは声優の日野聡さんに演じていただいています。その 2 人のかけ合いの部分でも、釘宮さんと日野さんだからこその面白さというものを意識しました。ただし、だからといってもちろんオリジナルの雰囲気を無視しているわけではなくて、もともとオリジナルのアユミもすごく強気なキャラクターという設定なので、釘宮ボイスがうまく合うように工夫をしています。 ――今回、主人公のアユミ役に釘宮理恵さんを起用したのはどういった理由から? そもそも非常に日本のアニメやゲームを意識して作られた作品なので、日本のゲームの文法を取り入れて、より “日本っぽさ” を出したかったんです。そこで、典型的な日本の声優さんを起用したいという想いがありました。また、最初このアユミのビジュアルをパッと見たときに、『灼眼のシャナ』がイメージとして浮かんできたんですね。アニメ版で主人公のシャナを演じたのが釘宮さんというところもあって、やはり釘宮さんの声というのは連想しやすかったですね。
――ゲーム プレイの特徴的な部分は? 本作はアクションのスピード感がひとつの大きな特徴になっています。走り回って一気に敵との間合いをつめて斬ったり、あるいは一気に離れて遠隔攻撃をしたり。攻撃には、ガンブレードという武器を使っての物理攻撃と、魔法の 2 種類を使うことができます。敵を倒すと “レイジ” と呼ばれる魔法を使うためのパワーと、新しい魔法を習得するために必要な ”ソウル” というポイントが溜まっていきます。魔法にはそれぞれ属性があるので、より的確に素早く敵を倒していくためには、属性を効果的に使っていくことが重要ですね。単純に力技でプレイしていくと、敵が次から次へと本当にしゃれにならないほどワラワラ湧いてくるので (笑)、時間が非常にかかってしまったりするのですが、スキルや魔法の使い方を工夫してみると案外さくっと進めることもあります。うまく敵と間合いを取りながら、敵の集団を分断したり、あるいはうまくまとめることによって魔法で一網打尽にしたり。そういった発見やヒラメキが非常に大切で、自分の好みに合った攻撃方法を上手く使い分けていくのが大事なポイントになります。 また、魔法はそれぞれの属性で “超必殺技” が用意されています。必殺技を繰り出すときは、映像がちょっとシネマティックな感じになります。そこがかなり見どころになっていて、きっとお気に入りの必殺技のシーンも出てくると思いますので、ぜひゲーム中でソウルをたくさん溜めて、全種類の技を楽しんでいただけたら嬉しいですね。ただし、べらぼうな数があるので、コンプリートするのはかなり大変だとは思いますが (笑)。 
――今回、初回限定特典として攻略ガイドブックがついてくるそうですね。 ユービーアイソフトのゲームを買ってくださるユーザーの皆さんは、すごくゲームが好きな人が多いんです。初回特典を作る場合には、皆さんに喜んでいただけるよう「具体的にゲームに役立つもの」をご提供したいと毎回思っています。今回の攻略ガイドブックも、それを使うことによってゲームがより楽しめるようにということで作らせていただきました。実はこのガイドブックを作るためにいろいろなデータを社内で検証し直したりしていて、けっこう手間がかかっているので (笑)、ぜひ手に入れていただければと思います。初回特典情報は公式サイトに掲載していますが、同サイト内では『Xブレード』の世界観をモチーフにしたオリジナル短編 Web コミックも掲載していますので、そちらもぜひご覧ください。 
――ユーザーの皆さんにメッセージをどうぞ! 開発チームは、このゲームをプレイした日本のユーザーの皆さんが実際にどう思うのか、というところを、不安もありつつ、非常に楽しみにしています。日本のゲーム文化をリスペクトして作られたこの作品が、日本のユーザーの皆さんに純粋に楽しんでいただけたら嬉しいですね。遊んだ方から、またいろいろな声が出てくれば、我々から開発チームに「日本のユーザーはこんなふうにこのゲームを楽しんでいるよ」「こういうコメントがあるよ」ということを伝えたいなと思っています。それによってまた彼らも刺激を受けて、今後また日本のプレイヤーの感性をさらに取り入れた作品が生まれてくるという可能性もあるでしょうし、ぜひ日本のゲームプレイヤーの、ゲームを見る “視点” を、海外のスタジオに対してどんどん発信してほしいですね。
『Xブレード』辻 良尚 氏のインタビュー映像が、「インサイド Xbox」でご覧いただけます。
<視聴方法> Xbox 360 ダッシュボード > インサイド Xbox > インサイド トーク
Xブレード ゲーム概要 『Xブレード』は、三人称視点で展開される剣と銃撃と魔法を駆使するハイスピードアクションゲームです。 さまざまな武器、呪文、戦術を駆使して群がるモンスターを倒しながら、全部で 37 レベルにも及ぶミッションをクリアしていきます。もちろん各レベルには様々な秘密のパワーアップやボーナスも用意され、クリア優先でのプレイ以外にやり込み要素も満載です。 ちょっと刺激的なコスチュームを纏ったヒロイン“アユミ”はこれがロシアでデザインされたの? と疑問に思うほど、日本的なアニメの手法で描かれています。“アユミ”は敵を倒すことで手に入れるポイントによって、様々なスキルを手に入れます。スキルには戦闘テクニック、魔法、武器の強化、テレポートなどがあり、これらを敵の特性に合わせて組み合わせることが勝利への鍵となります。 ゲーム詳細情報はこちら
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