――『クリスタル・ディフェンダーズ』の最大の魅力は? 噛めば噛むほど味が出るところですね。この作品は、キャラクターをマップに配置して、モンスターたちからクリスタルを守るという、ルール自体は非常にシンプルなゲームです。プレイ方法も、何度か触っていただければすぐわかるようになっています。でも、上手にプレイしようとしたり、パーフェクトを目指したりと、いろいろな条件のもとでクリアしようとすると、非常に奥が深いんです。たとえば、キャラクターをほんの 1 列ずれた位置に置いただけで、結果も変われば、クリアへの軌跡も変わってしまう。ゲームに一番大事な、”シンプルだけど奥が深い” という部分がまさに体現されている作品だと思っています。
――Xbox LIVE アーケード版の開発にあたって、気をつけた点は? 『クリスタル・ディフェンダーズ』には、『ファイナルファンタジー タクティクス A2 封穴のグリモア』のキャラクターが登場するのですが、その世界観や雰囲気を損なわないようにというところに 1 番気をつけました。もともと、携帯電話のアプリケーションとして好評をいただいていた作品なのですが、たとえば、携帯電話の画面のドット絵をそのまま液晶テレビの解像度にした場合、非常に縦長に見えてしまうんですよ。Xbox LIVE 版では、キャラクターの輪郭線を太くするなど、細かい調整を加えてリデザインしています。今のゲームはだいたい 3D のものが多くて、ドット絵の表現はもうあまり見られない表現手法になっていますが、同じドットでも、にじんで見えたり、映すモニターの具合、もろもろの環境に応じて全く違って見えるものなんです。そうしたグラフィックの部分で違和感を感じさせないよう、ドット絵の職人さんに頑張っていただきました。 
グラフィックに限らず、Xbox LIVE アーケード版ではさまざまなバージョンアップがなされているのですが、大きなところでは、ワールドワイドのプレイヤー同士で、オンラインのランキングを競い合うことができるというものがあります。また、Xbox 360 には実績システムなどの、ユーザー同士を遊びの中で結びつけようとする機能があるところがとても素晴らしいと思っていて、この作品では、一番難しい実績として、”シーフを使わないでパーフェクトクリアをする” というものを用意しています。これは相当大変なはずなので、ぜひ皆さんトライして、もし解除できたら、ほかの仲間のプレイヤーに存分に自慢していただきたいと思っております (笑)。 ――初めてプレイする方へのアドバイスはありますか? 無限に近いほどの遊び方がある作品なので、ぜひ自分なりのクリアの仕方、遊び方を見つけていただきたいのですが、だいたい 20 WAVE を超えると敵の攻めがきつくなってきて、行きづまってしまう方も多いかと思います。そこで、簡単なアドバイスとしては、1 つは、さまざまなジョブを使ってみてほしいということ。もう 1 つは、自分が想像していなかった意外なところにジョブを配置してみるということですね。それがクリアに向けてのポイントになってくるので、いろいろと試していただきたいです。 また、今回、ある程度ゲームを進めるとほかの難しいステージをクリアするにあたってのヒントが徐々に公開されていく「プレイデモ」機能が追加されています。実は、私自身がそもそも携帯電話版のユーザーだったんです。自分でプレイしていて、「これは面白い!」と思い、弊社内のモバイル担当者に相談して「この作品をぜひやらせてほしい」と立候補して。自分でプレイしてきたからわかるのですが、どうしてもこのステージだけパーフェクトが取れないというところがあって。そこであるとき、開発担当者にお手本プレイを見せてもらったんです。そこで「なるほど!」と目からウロコが落ちた経験があったので、それと同じ感覚をユーザーの皆さんにも味わっていただきたいと考えました。なかなか先へ進めなくなってしまった、というときは、ぜひプレイデモを見ていただければと思います。
――『クリスタル ディフェンダーズ』は、スクウェア・エニックスとして Xbox LIVE アーケード への初参入作品となるわけですが、そもそものきっかけは? 私自身もユーザーとして、いろいろな Xbox LIVE アーケードのゲームを楽しんでいる 1 人なのですが、プロデューサーとしての視点から見ても、Xbox LIVE アーケードはとても魅力のあるサービスだと思っていて。まず 1 つには、小規模もしくは中規模の開発ラインで作られた商品が提供できるということ、また、そうした商品をきちんと評価してくれるユーザーさんがいるというところで、非常に素晴らしい市場だと考えています。特に現状、ゲームの開発がどんどん大規模になってきていて、お店に置いてもらうにしても、そうした大作タイトルでないと難しいというところがあります。しかし、Xbox LIVE アーケードなら、確実にユーザーの皆さんが手軽に買える場所に商品を提供できます。小中規模ながら、アイディアが面白かったり、単純にやはり遊んで面白いというものがきちんと評価される市場なので、それにふさわしいタイトルを私たちも投入してみたいと考えました。 ――今後はどんな展開を考えられていますか? この『クリスタル・ディフェンダーズ』に続いて、『ょすみん。 LIVE』の発売を発表していますが、その後も、実はまだ具体的には言えないのですが、鋭意開発中のタイトルを用意しています。近々、発表をお待ちいただければと思います。今後は、Xbox LIVE アーケード用の新作も考えていますのでご期待ください。
――ユーザーの皆さんにメッセージをどうぞ! 『クリスタル・ディフェンダーズ』は、ちょっと何か軽く遊びたい! というときに楽しめるゲームを意識して作ったタイトルになっています。『スターオーシャン®4 -THE LAST HOPE™-』、『ラスト レムナント™』、『インフィニット アンディスカバリー™』など、弊社がご提供している RPG タイトルでじっくり遊んでいただいて、「よし、今日はもう寝よう! でも、もうちょっとだけ何か遊びたいな」というときに……Xbox LIVE アーケード ゲームの魅力の 1 つに「ROM を入れ替えないでもできる」というところもありますので (笑)。ぜひ、たくさんの方に楽しんでいただけたら嬉しいです。
『クリスタル・ディフェンダーズ』渡部プロデューサーのインタビュー映像が、「インサイド Xbox」でご覧いただけます。
<視聴方法> Xbox 360 ダッシュボード > インサイド Xbox > インサイド トーク
クリスタル・ディフェンダーズ ゲーム概要 シンプルだけど奥深いディフェンス・シミュレーション。 クリスタル・ディフェンダーズは、ソルジャーや黒魔道士などのキャラクターをマップに配置し、迫りくるモンスターからクリスタルを守るゲームです。ゲームの入門編ともいえる「W1」、パワークリスタルという要素で戦略性がアップする「W2」、さらに上級者向けの「W3」という 3 つのバージョンがあります。マップの形状や出現するモンスター、難易度の異なる 120 以上のステージを、それぞれのバージョンごとに収録しています。 ゲーム詳細情報はこちら
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