――いよいよ発売となった『バイオハザード5』ですが、『バイオハザード』シリーズにおける本作の位置づけをお聞かせください。 長い『バイオハザード』シリーズ全体を通した物語を起承転結にたとえると、今回は大きく「転」のポジションにあたる作品だと思います。これまでの物語が大きく変化していく内容になっていますので、これからどうなっていくんだろう? とまた新たな展開に向けたイメージを持っていただけるのではないかと思います。
――と、いうことは、発売直後ではありますが、すでに次回作の構想が始まっているということですか? カプコンでは、『バイオハザード』シリーズは常に開発を考えていかなければいけないタイトルだと思っていますので、わりと早い段階から構想は始まっていますよ。 ――『バイオハザード5』で、これまでのシリーズと大きく違う部分はどういったところですか? 今までのシリーズ作品では、ストーリーに何らかの決着がつくようなことはあまりなかったと思うんですが、今回は、主人公であるクリス・レッドフィールドと、ライバルのアルバート・ウェスカー、この 2 人の関係が何らかの結末を迎えるというところが大きなポイントになっています。そこがこれまでのストーリー展開と大きく違う部分ですね。 
また今回、ゲーム内での光と影の “コントラスト” をとても大切にしているんです。この “コントラスト”は、これまでも共通のテーマとして表現されてきた部分なのですが、どちらかというと暗い世界の中に、明るいライトがあるという演出が多かった。それが、『5』では明るい日差しの中に非常に濃い影が落ちるというようなコントラストが表現されています。このこと自体が、グラフィックだけではなくストーリーやゲーム内容といった部分にも影響を及ぼしていきます。
――これまでと違う新たな “恐怖” の表現にあたって、ご苦労はありましたか? 『バイオハザード』シリーズでは、作品ごとに、それぞれ違った “恐怖” のテーマを持って作っています。怖さの基準は人によって異なるものですし、毎回本当に難しいところなんですよね。今回のテーマは「明るさの中の暗さ」というコントラストを使ったものにしようという考えがあったので、みんなでとことんブレインストーミングして、それにまつわるアイデアをいろいろ出して、ゲームのシステムに合ったものをチョイスして……。ひとつ、僕自身がイメージをふくらませる中でヒントになったモチーフが、『28日後…』(2002 年 イギリス) という映画なんです。この映画では、冒頭で主人公が誰もいなくなった街を歩くんですが、そこにえもいわれぬ恐怖があって……それがすごく印象的に心に残っていたという部分がありました。 
――ゲーム システム面では、パートナーと力を合わせてゲームを進めていく “協力プレイ”が新しい要素として加わっていますね。 『5』では、”コントラスト” に加え、”絆” というテーマを非常に重視して開発を進めてきました。それはストーリーの中にもいろいろ織り込まれていますし、ゲーム システム自体にも、2 人で協力プレイをするという部分でとても大切なテーマになっています。2 人でプレイして楽しいというだけではなくて、パートナーがゲームオーバーになってしまうと、もう片方もゲームオーバーになってしまうというように、2 人の ”絆” をすごく意識した作りになっています。 
今までは、1 人で暗いところ進んでもらって、怖がっていただいていたのですが、2 人になるとちょっと安心するじゃないですか。ところが、2 人で遊んでいて、途中でパートナーが何かの理由でいなくなったときに、最初から 1 人で遊んでいるよりもだんぜん怖くなる (笑)。そういうコントラストにもぜひトライしてみようと思ったんです。 最初はシングル プレイとしてゲームの設計を進めていた中で、協力プレイのアイデアが生まれてきたので、そこからいろいろと苦労はありました。2 人で協力させるシステムを入れすぎてしまうと、逆にプレイヤーは協力をしなくなるんですよ。複数人数でのプレイでは、決められたことをやらされるということがあまり望まれていないんです。作り手が提供する楽しみよりも、テーマパークではなく、たとえば公園のような “場” を作ってあげて、あとはユーザーが自由に遊べるというようなものを作ったほうが、複数人数で遊ぶゲームの楽しさを感じていただける。それはこの作品でもまったく同じなんです。
――プレイのコツはありますか? 『バイオハザード』は距離感がすごく大事なゲームなんです。やはり相手との距離を上手くとるというところが一番大切ですね。初心者の方ですと、ついつい離れすぎてしまったり、逆に極端に近付きすぎたりという部分で失敗されてしまうことが多いので。 協力プレイをしていて、片方のユーザーさんが『バイオハザード』のベテランだということであれば、もちろんサポートしてもらいながら難局を乗り切ってもらえますし、2 人とも初心者、2人でなるべくボイスチャット使って会話をしながら役割分担をしてもらうと、スムーズにクリアしやすくなると思います。協力プレイでは、クリスだけでなく相棒のシェバをプレイすることもできますが、基本的な操作や能力といった部分で 2 人に特に差をつけているわけではありません。アクション ボタンで繰り出す技は、シェバのほうが派手でバリエーションが多いので、自分がちょっと上手くなって余裕が出てきたころに、敵に接近して、いろんな体術を出してみると、また違った遊び方ができると思います。ただ、これは罠なんですが、そういう接近プレイに慣れてしまうと、毎回なんでも接近して戦おうとしちゃうじゃないですか。でも、中には接近すると非常に危険な敵がいたりもするので、気を抜かないでくださいね (笑)。 
――1 回クリアしたあとの、2 周目以降の楽しみ方を教えてください。 今回も難易度がいくつか設定されているのですが、上の難易度に行けば行くほど、うまく協力しなければ敵をなかなか倒せないようになっています。難しい難易度のものでも、より戦略的なプレイをしていくことで、こんな遊び方があるんだという新しい面白さが生まれてくるような作りになってるので、ぜひ 1 回目をクリアし終わっても、より高みを目指して協力プレイを楽しんでいただければ嬉しいですね。 また、1 回ゲームをすべてクリアすると制限時間内により多くの敵を倒して得点を競う 「マーセナリーズ」モードが遊べるようになります。前作でも非常にご好評をいただいたモードなのですが、今回は「マーセナリーズ デュオ」といって 2 人で協力して挑戦できるオンラインのモードも用意していますので、ぜひこちらもやりこんでいただければと思います。
――ユーザーの皆さんにメッセージをどうぞ! すでに楽しんでくださっている皆さんもたくさんいらっしゃると思いますが、今回はオンラインでのモードが非常に充実していますので、ぜひ Xbox LIVE に接続して、パートナーと協力して遊ぶというところを体験していただければと思います。今までと違った『バイオハザード』の面白さを体感できると思いますし、Xbox LIVE は世界中にオンラインのユーザーさんがとても多いネットワークなので、ぜひいろいろな人と一緒に遊んでもらえたら嬉しいです。今後は、さらにゲームの遊びの幅を広げるダウンロード コンテンツも用意していますので、そちらもご期待ください!
『バイオハザード5』竹内プロデューサーのインタビュー映像が、「インサイド Xbox」でご覧いただけます。
<視聴方法> Xbox 360 ダッシュボード > インサイド Xbox > インサイド トーク
バイオハザード®5 ゲーム概要 『バイオハザード5』の主人公は第1作にも登場したクリス・レッドフィールド。 今までのシリーズから一転、日差しの強い灼熱の大地で迫り来る恐怖に真っ向勝負を挑む。 次世代機だからこそ出来る高度な光源計算や画面エフェクトをギリギリまで使いこなし、 光と影が織り成すハイコントラストで存在感のある世界を実現。今までにない恐怖を演出していく。 ゲーム詳細情報はこちら
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