――この秋から冬にかけて、立て続けにタイトルやコンテンツの配信を予定されていますが、それはなぜですか? 今年 3 月に発売された『ルミネスライブ!』がセールス的にも成功しており、かなりロングランでヒットが続いています。Xbox LIVE アーケードに、今とてもいい流れができてきているなという感触を私たち自身、受けているんです。そこで、Xbox LIVE アーケードのラインに、いろいろと新しいゲームを投入していきたいという考えのもと、今回、『エブリ エクステンド エクストラ エクストリーム』『Rez HD (仮)』といった 2 本のタイトルと、『ルミネスライブ!』の追加コンテンツの配信を決定しました。
――『エブリ エクステンド エクストラ エクストリーム (以下、E4)』についてお聞きします。前作『エブリ エクステンド エクストラ』のパワーアップ版とのことですが、“エクストリーム” にはどんな意味が込められているのですか? もともと『エブリ エクステンド エクストラ』が通称『E3』だったので、今回は “E” を 4つ並べて『E4』にしようというのが最初にありました。今回、Xbox 360 のスペックに合わせて新たに開発をする際に、グラフィックと、5.1 ch サラウンドの音というのがとても大きな要素になっていて。そこに注目したときに、やりすぎなくらいに爆発の連鎖をさせて、グラフィックも音もグルグル回しちゃおう、と考えたんですね。その “やりすぎ感” を表すのにちょうどいい言葉をあれこれ探しているうちに、“extreme (=極限の、極端な、最先端の)” という単語にたどり着いたんです。画面や音だけじゃなくて、プレイし続ければ、3000 連鎖とか、点数のケタが「兆」までいっちゃったりするので (笑)、なかなか今までにないタイプのゲームだと思います。

――『E4』の一番大きな魅力はどんなところにあると思われますか? これは、水口 (※キューエンタテインメント株式会社代表取締役CCO 水口 哲也氏) ともよく言っていたんですが、イメージとしては、ソファーの上にドカっと座って、ずーっとやり続けてしまうようなゲーム。前作では、ボスを倒して次のステージに行くというステージ形式でゲームが進行していたのですが、今回はボス戦をなくしました。どんどん連鎖してアイテムを拾って、さらに敵を連鎖して、グラフィックも音もどんどん派手になっていって……というアンリミテッドプレイができるところですね。
――本作は、音楽も非常に重要な要素を占めているそうですが、お気に入りの曲はありますか? 前作でも協力していただいた、「USCUS」や、「h ueda」といった、クラブシーンや音楽業界で活躍しているそうそうたるメンバーが参加して、今回もすごくイイ音を作ってくれました。僕自身のお気に入りとしては、ステージ 1 の曲ですね。ずーっと聞いてプレイしていくと没入感というか、トランス感がスゴイですよ。思わず「ヤバイ、カッコイイ!」となってしまうような。そういうオーダーをしたんですよ、「とにかくヤバイ感じのを作ってください!」って (笑)。
――Xbox 360 ならではの画期的な新機能はありますか? Xbox 360 には、自分の好きな音楽を本体に取り込んで、ゲーム プレイ中に BGM として聞くことができる機能がありますよね。基本的にはバックグラウンドで音楽をただ流すという場合が多いと思うんですが、今回『E4』では、その機能をもう一歩、ゲームの中に引き込んでいます。『E4』は、流れる音楽のビートのタイミングに合わせて爆発をさせることで、ボーナス得点を獲得できるんですが、今回、自分で取り込んだ楽曲の BPM (1 分間にビートを刻む数) を検出してプレイできるんです。これは Xbox 360 でなければできなかったことですね。テクノとか、トランス、ハウス系の音はもちろん、たとえば、JAM セッション的な生音っぽいものもけっこうはまるんじゃないかな。 また、世界中の人たちと『E4』の体験を共有することができる、Xbox LIVE でのオンライン対戦もまさに Xbox 360 ならではですよね。
――では、次に『ルミネスライブ!』の配信コンテンツについて。今回から新シリーズとして登場する「ホリデーパック」は、季節がテーマになっているそうですが、発想の原点はどんなところから? やっぱりみんな、たとえば夏にはサザンを聴いたり、レゲエを聴きたくなる雰囲気がありますよね。ゲームでも、そういう気分があってもいいんじゃないかと。Xbox LIVE の追加コンテンツでなら、そういった部分をタイムリーにユーザーの皆さんにお届けできるのではと考えたんです。 今回は “秋冬” をテーマにした「ロッキング・ホリデーパック」を用意しました。ハロウィンやクリスマスをイメージしたものを始め、新デザインの全20スキンと、新しい楽曲が収録されています。楽曲は、ヘビメタや UK ロックといった、これまでのシリーズには無かったジャンルのものを追加しています。今までもいろいろとバラエティーに富んでいたんですが、今回はそこからまたさらに、「やったことがないことをやってみよう」ということで、端っこを突くような感じで (笑)、新しいものを追加しました。

――今後も続けて配信されていく予定ですか? はい。何かイベントがあったら、それに絡めて……とか、いろいろ楽しいこと、やりたいことがまだまだたくさんあります!
――大築さんが考える、Xbox LIVE アーケードの魅力とは? そうですね、まず、Xbox 360 を持っていて、ネットワークにつながっていれば誰でも無料で体験版をダウンロードして遊べるところがすごくいいですよね。いくつも試してみて、楽しくて「好きだなあ」と思ったゲームがあれば、すぐにその場で、自宅にいながらにして買えてしまう。僕も実際、いろいろダウンロードしちゃいましたよ (笑)。 初期の頃は、昔のアーケード ゲームの移植ものが多かった印象があるんですが、だんだん最近はオリジナルのゲームが増えてきているように感じます。すごくベーシックなゲームに、Xbox 360 のハイエンド性をミックスするとどうなるか、そういったところを原点として、開発側としても新しいアイディアが生まれやすいと思うんです。また、たとえば XNA を使って、学生の皆さんが作ったゲームの中にもいろいろなアイディアが生まれてくるんじゃないかと予想しています。僕たちのようなディベロッパーも、そういった刺激を受けて、さらに面白いものを作り出していけたらいいですよね。僕自身もどんどん新しい企画をしていきたいなと考えています。
――最後に、メッセージをどうぞ! 先ほども言ったんですが、Xbox LIVE アーケードは、全て無料でトライアルできるので、ぜひ『E4』と『ルミネスライブ!』『Rez HD (仮)』を 1 回遊んでみていただきたいと思います。この 3 つのタイトルが持つ魅力を実際に体験して、そして気に入っていただけたら嬉しいです! |