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プラチナコレクション
ポルノ鈴木の FORZA 全肯定

過日。マイクロソフト広報、函館氏より「Forza2プレイ可能也」との打電を受け、代田橋まで馳参じた筆者は、そこで驚くべき光景を目にした。代田橋駅を降りて北上し、甲州街道を歩道橋で渡って降りた先にある、杉並和泉明店街が何故か沖縄ムードでムンムンだったからでは無い。聡明な受付嬢に案内された Xbox 360 プレイルーム。そこで 3 面モニター、ワイヤレスレーシングホイールにバケットシートというフル装備のプレイ環境で、「Forza Motorsport® 2」 に興じているのが、現役レーシングドライバーの土屋武士氏だったからだ。

偶然にも前日、ケーブル TV で「SUPER GT」を鑑賞していた身だった為、目の前で展開している光景というのはまさに疑似がリアルになった瞬間。ならばこの後、昨晩ネット上で必死になって画像を収集していたリア・ディゾンが、マイクロソフトの制服を着てお茶でも運んでくるんじゃないかとハイデフな妄想をしたが、土屋氏渾身のアタックと「Forza Motorsport 2」 の圧倒的クォリティの前に、さすがにすぐに我に返った。

「これは完全に GT500 マシンそのまんまですね」。プレイを終えた土屋氏の一言。現役レーシングドライバーの一言だ。昨年まで自身がドライブしていた GT500 ECLIPSE ADVAN SUPURA の、演算上の再現物を操っての一言なのだ。

「そのまんま」。

そんなはずは無いと思うだろう。リップサービスと思うだろう。来日した外人アーティストが口を揃えて言う「東京はエキサイティングな街だから大好き!」と同じだと思うだろう。

そこで筆者の出番である。GT マシンのドライブ経験は無いが、生涯でレースゲームに注ぎ込んできたカネは、SUPER GT キャンギャルの日当をラクに超えるこのオトコが、早速「そのまんま」の検証に乗り出した。


果たして。このボンクラのドライブする SUPRA は、オーバーラン、スピン、ウォールヒットを繰り返し、まともに走ることはできなかった。ちなみに土屋氏もこの仕様で遊ぶのはこの日が初。スタートラインが一緒なのにこの結果ということはつまり、「Forza Motorsport 2」 で活きるのはレースゲームのプレイ経験ではなく、実際のサーキットの走行経験、レーシングカーのドライブ経験なのだ。そしてこれは、「Forza Motorsport 2」 がレーシングシミュレータとして、物凄い高いレベルにあるということの証明でもある。 「今はタイムアタック用にオーバー気味のセッティングになってるんで、もう少し乗りやすくしましょうか」。筆者の童貞ドライブに見かねた土屋氏が、SUPRA のセッティングを変更する。なんとその変更点たるや、ダンパーの減衰やスタビライザー強度を数ポイントだけ変更するという細かさだった。こうした細かい数値変更で実際に SUPRA の挙動は変化したし、何より驚きなのは、ここでも土屋氏のレーシングドライバーとしのスキルだけで、このセッティングがピタリと決まったことだ。

「そのまんま」。

そんなはずは無いと思っても、もはや認めるしかない。土屋氏ドライブの SUPRA は演算上でも実車とほぼ同じタイムをマークし、走行ライン、ブレーキングポイント、コース再現度など全く違わないという。違うのは G を感じないことだけ。ただそこだけだ。
土屋氏のタイムアタックを、皆でリプレイで鑑賞した。そこにリアルタイムで映し出される各種走行データは圧巻だ。タイヤ温度は1 本につき 3 ヵ所で測定。ホイールの回転速度、ダンパーの伸び縮み、アクセル開度にステア角度。もはやグーリンダイのポンポコピーのポンポコナー状態である。


「Forza Motorsport 2」 はクルマの走行時に発生するほぼ全ての動的要素をシミュレートしており、しかもそれを毎秒 36 0回というスピードで行っている。画面に映し出される映像は毎秒 60 枚だが、物理演算処理はなんとその 6 倍の密度。実はこれはレーシングシミュレータにとって、とても重要な事なのだ。今までのシミュレータは、演算処理も画像と同じ 1/60 秒での処理だった。しかしそれではある問題が生じていた。時速 300km/h で走行しいるクルマは、1/60 の間に約 1.3 メートルも進んでしまうのだ。どれだけ「リアル」を標榜しても、およそ猫型ロボットの身長分を大股で動いていたとしたら、それは実は「リアルな挙動」から程遠いものであることが分かるだろう。「Forza Motorsport 2」 はその問題を解決すべく、画像処理の6倍という驚くべきスピードで物理演算をこなし、「リアル」 の看板にしっかりと磨きをかけたのだ。

「Forza Motorsport 2」 はそのほかにもトピックに事欠かない。豊富な収録車種、サウンドへの拘り、マシンカスタマイズ、クラッシュ表現。そしてカーキチを喜ばせるエンジンやドライブトレーンのスワップ。そう、「Forza Motorsport 2」 は世界最高峰の物理演算エンジンを持つレーシングシミュレータながら、ビデオゲームとしてのパッケージングにも優れている。自動車ファンもゲームファンも喜ぶ広がりと深度。こんなシロモノが“いちゲームソフト”として売られることは、その開発規模を考えると恐ろしくも嬉しいことだ。

マイクロソフトという会社が巨大なカンパニーであることは、みんな知っているだろう。なら、その会社が、本気で、とことん作り込んだ 「Forza Motorsport 2」 がどれだけパワーを持っているかも想像が付くはずだ。なんせこんな化け物をきっちり納期通りに仕上げるそのプロフェッショナルな開発力は、もはや感嘆に値する。

「Forza Motorsport 2」には誰もが思い浮かべるライバルソフトがある。そのソフトがいつリリースされるかは知らないが、「Forza Motorsport 2」は究極の完成度を持って、確実に 5月 24 日にリリースされる。あなたは「Forza Motorsport 2」のバナー広告を見たことがあるだろうか。そこにはこんなコピーが書かれている。

「負けるケンカはしない」。

ケンカだと思っていなかったライバルが、今頃あわてて拳を鍛えているはずだ。



Forza Motorsport 2

「Forza Motorsport 2」 -Microsoft Game Studiosが制作する、数々の賞を獲得したレーシングゲームの続編が、Xbox 360 のパワーにより大幅な進化を遂げてついに登場します。「Forza Motorsport」は、車の挙動の徹底再現を実現する高度なシミュレーションテクノロジーをベースに、リアルなグラフィック、車のダメージ、実在のチューニングパーツによる愛車のカスタマイズなど、次世代のドライビングシミュレーターとして進化を続けています。「Forza Motorsport 2」では、300 以上の収録車種と、自在のカスタマイズ&チューニングオプションに加え、次世代ハードならではの魅力的なレース体験を楽しむことができます。

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