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プラチナコレクション
製品情報
あつまれ!ピニャータ®

開発元: レア(Rare Ltd.)

発売元: マイクロソフト株式会社

あつまれ!ピニャータ®

ジャンル: 育成シミュレーション

発売日 : 2008/07/10

本体: Xbox 360

プラチナコレクション

Xbox 360 専用

¥2,800

CERO A - 全年齢対象
ゲーム レーティング: CERO A - 全年齢対象

オフライン プレイヤー数 : 1

Dolby Digital (5.1 ch)

カスタム サウンドトラック

ハイビジョン D4 (720p)

Xbox LIVE 多人数プレイ

製品情報項目についてのご説明
only on Xbox
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公式携帯サイト
公式携帯サイト
ソフトレビュー No.2

 

ポップなイメージに垣間見える、ホンモノのおもしろさ

 

"子供の遊び" を意識したゲーム システム


「あつまれ! ピニャータ」は、洋上に浮かぶ島 "ピニャータ アイランド" の土地 "ガーデン" を、不思議な生物 "ピニャータ" が生息できる環境に整えていくゲームだ。ガーデンにピニャータをどんどん増やすと共に、さまざまな植物を育て、池を作るなどしてお気に入りの景観に作り替え、ガーデニングのウデを上げていく。

土地を耕し植物を育て、ピニャータのつがいを作り、個体を増やして、ガーデンを発展させていく。すると、ガーデンのレベルがどんどん上昇し、"やれること" が増えていく。プレイするに従って、より遊びの幅が広がるゲームなのだ。というわけで今回のレビューでは、やり込み要素について語っていきたいと思う。基本的な内容に関しては、No.1 のレビューを参照してほしい。

 

おもしろさの本質はビオトープ作りにある?


プレイヤーが行えることはかなり多いが、ピニャータたちの行動を直接操作することはほとんどできない本作。ピニャータに "あそこへ移動してみて" と移動を促したり、"これを食べてみて" と花や果物を食べるように指示できるぐらいだ。とはいえ、100% 思いとおりに行動してくれるとは限らないのがポイント。現実の動物や昆虫を飼育する場合と、結構共通点があるように思える。

加えて、ピニャータたちの世界にも、食物連鎖が存在する。たとえば、最初に登場するミミズのようなピニャータ "ワールム" を食べることが、他のピニャータを定住させる条件だったりするのだが、気がついたら、ガーデン内のワールムが食べ尽されていた、なんてこともあったりする。ただし、ワールムが定住する条件さえ整えておけば、外部からすぐに新しい個体がやって来てくれるので、絶滅してしまう心配は不要だ。

これらの体験から、本作はビオトープ (人工的に作られた生態系、という意味の学術用語) を作り上げるゲームでもあるのだな、という印象を持った。描かれるピニャータたちはかわいらしく、登場する人物たちも風変わりでコミカルだが、やっていることは、閉じた空間における生態系作りなのだ。実に学術的な要素を含んでいるのである。

もちろん、学術的な難しさなどはみじんもなく、定住条件もデフォルメされているため、パズル的に楽しめる内容になっている。しかし、その方向性自体は、生物環境学的な方向を向いている印象を強く受けた。そのため、子供の知育に良いことはもちろん、大人でも楽しめる要素の一員となっているのではなかろうか。

"好みのピニャータを住まわせるためにガーデンの環境を変える" という (おそらく) 正しい遊び方に加え、ガーデンの環境を変化させるとピニャータたちにどのような影響を及ぼすかを調べる、なんて遊び方もできるのだ。

 

できるだけ美しいガーデンを作り上げるのも、また楽しい


本作は、ゲームを通じて箱庭を作る楽しさを体験できる "箱庭ゲーム" に分類されると思う。ゲーム開始時は、できることが少なく、一部のアイテムしか購入できないため、思いとおりの庭を造ることは少々難しい。だがゲームを進め池を掘れるようになったあたりから、この箱庭作りはグッとおもしろみを増すだろう。

ガーデンの作り込みは、幼少期に砂山を作り、その砂山にトンネルを掘って水路を設け、水を流して遊んだ、あの楽しさに通じるモノがある。地面を耕したり掘ったり、水を流して、自分の思いとおりに庭を作り込んでいくのは、純粋に楽しい。だが、単にガーデンを改造して終わり、ではない。そこからさらに、楽しめる要素があるのだ。

たとえば、ガーデンに水場を作ると、水棲系のピニャータが集まって来る。これに加え、他のピニャータたちにも変化が表れるのだ。たとえば、鳥形のピニャータ "スパローミント" は、出現条件に水は関係ないが、水場があると水浴びして遊んだりする。ワールムも、のどが渇いてくると水場で水を飲んだりする。このように、今まで居たピニャータたちも、新しい表情を見せてくれるようになるのだ。

また、鳥の水飲み場や石畳、装飾用の置物など、美しい庭造りのために一役かってくれるアイテムもたくさん登場する。これらを思う存分使いこなし、外見に特化したガーデンを作る楽しみ方もできるのだ。本作は昼夜の概念があるのだが、夕暮れ時の真っ赤な空が湖面に映える様は非常に美しい。ぜひ一度、あなたの目でその美しさに酔いしれてほしい。

ちなみに本作では、1 つのゲーマー プロフィールで、ガーデンを複数作ることができる。ガーデン レベルと所持金は、全部のガーデンで共通のため、ある程度ゲームを進めていけば、行えることは変わらずに、まったく新しいガーデンを作ることができるのだ。

もうガーデンのスペースがいっぱいで建物を建てられず、新たなピニャータも増やせない、というような場合には、新たなガーデンを作成するのに非常に有効な手段だ。一方で通常の遊び方でゲームを進め、もう一方のガーデンで景観だけを作り込む、なんてプレイも可能なのだ。高く売れる花や作物をいっぱい植えた、お金稼ぎ目的のガーデン (というか農場) を作ってみるのもアリだろう。やり込みプレイヤーならば、ぜひとも 1 つのガーデンで満足せず、複数のガーデン作りにチャレンジしてもらいたい。

 

草花を "品種改良" する楽しさも!?


本作では、樹木や花、作物などを栽培することができる。これらの植物は、完全に生長するまで適度に水を与える必要がある。このとき、肥料を与えると、なんと植物を品種改良することができるのだ。たとえばチューリップに、とある肥料 (ナイショだよ) を与えると、1 本の茎から 2 つの花が咲く、新種のチューリップとなるのだ。

どの肥料を与えたらよいか、というヒントは限りなく少ないため、実際に品種改良を成功させるのは、結構難しい。めでたく品種改良に成功すると、その条件がゲーム中の "図鑑" に書き込まれていく。さらに、ゲーム中に達成した "アワード" でも、その際のさまざまな条件を確認できるようになる。ちなみに品種改良は、植物ごとに 3 段階まで行える。

新しい植物を見て楽しむばかりか、ジャーナルを埋めていくおもしろさも味わえる。これは、日本人にとって大好きなやり込み要素といえるだろう。

ちなみにこの改造する楽しさは、ピニャータたちにもある。ピニャータにあるものを食べさせると、色違いのピニャータになることがあるのだ。さらに、ピニャータの中には、植物のように品種改良や異種配合できる種族もいるとか。筆者はまだその域まで達していないが、いつかは実行してみたい要素だ。

フレンドとピニャータをやりとりしてみよう!


そんな感じで、ゲームを進めながらも、新たな楽しみ方を探しつつプレイしていたところ、「○○さんにプレゼントが届いているよ!」とのメッセージが表示された。いったい何だろう? と思い、"ゆうびん局" に行って調べてみると……、なんとゲーム中のイベントではなく、フレンドからのプレゼントだった! 本作では、Xbox Live® を通じて、フレンドとピニャータをやりとりすることができる。そのシステムを利用して、フレンドはピニャータをプレゼントしてくれたのだ。

送られてきたのは、メガネをかけたワールムが一匹。一番簡単に定住させられるピニャータなので、こう言ってしまうのは何だが、ゲーム的なメリットはないに等しい。だが、フレンドから贈られてきたということ自体が、ものすごく嬉しかった。早速、このワールムに名前を付け、せっせと可愛がる筆者。せっかくのフレンドからの贈り物だ、鳥に食べさせるわけにはいかない! ……と、自分でゲットしたワールムとは比較にならないほど、大事に育てている (笑)。そうそう、貰ってばっかりでは悪いから、こちらからもフレンドにピニャータを贈らなくては。どのピニャータに、どんな格好をさせて贈ろう……と考えているとき、ふと思いついた。フレンドに喜ばれるようなピニャータを作り上げるのは、究極のやり込み要素ではないだろうか!?

本作をプレイしている人は、ぜひフレンドにピニャータを贈ってみてほしい。きっと、本作の楽しみ方が、ガラッと変わるはずだ。ちなみに筆者は、どんなピニャータを贈ろうか、今も悩み続けている (笑)。早く決めないと!

 


【Writing】

内田 志乃

© 2007 Microsoft Corporation. All rights reserved.

©2008 Microsoft Corporation. All Rights Reserved