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プラチナコレクション
製品情報
あつまれ!ピニャータ®

開発元: レア(Rare Ltd.)

発売元: マイクロソフト株式会社

あつまれ!ピニャータ®

ジャンル: 育成シミュレーション

発売日 : 2008/07/10

本体: Xbox 360

プラチナコレクション

Xbox 360 専用

¥2,800

CERO A - 全年齢対象
ゲーム レーティング: CERO A - 全年齢対象

オフライン プレイヤー数 : 1

Dolby Digital (5.1 ch)

カスタム サウンドトラック

ハイビジョン D4 (720p)

Xbox LIVE 多人数プレイ

製品情報項目についてのご説明
only on Xbox
スペシャルサイト
公式携帯サイト
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ソフトレビュー No.1

 

見た目は低年齢層向けだけど、中身は骨太!

 

メキシコの子供たちの間ではポピュラーな "ピニャータ" 祭り

 

"ピニャータ"とは、キャンディなどのお菓子を詰め込んだ、くす玉人形のことである。……なんてちょっと偉そうに書いてはみたが、実のところ取扱説明書からの情報であり、筆者は当然、実物を見たことはない。本作を初めて見たときは、「ピニャータって、きっと海外の人気アニメか何かをモチーフにしたゲームなのだろう」と思ってしまったくらいだ(実際、「Viva! Pinata」(「あつまれ! ピニャータ」の原題)は米国でアニメ化しているそうだ)。

さて本作は、そんなピニャータを自分のガーデン (庭) に集め、育てていくシミュレーション ゲームだ。アメリカやメキシコの子供たちにとって、ピニャータを棒で叩いて割る (そうやって中のお菓子を分け合う) ことは、パーティでのポピュラーな遊びだそうで、本作でも同じ行為ができる。だが、本作に登場するピニャータは生きているため、とてもじゃないがかわいそうすぎて、筆者には無理かも!?


ゲームそのものに触れたことがない人でも安心、なはず

 

前置きはこれくらいにして、早速、ゲーム開始。舞台となるピニャータ アイランドに到着した筆者を待っていたのは、怪しげなマスクを付けた女の子。彼女は出てくるといきなり泣いているのだが、この女の子 (リーフォス) は非常に頼りになる存在だ。序盤はチュートリアルになっており、彼女の言うことをちゃんと聞いたうえで実践していけば、何を行えばよいのかが、自ずとわかるしくみだ。また、低年齢層もターゲットにしているため、チュートリアルのガイドがとにかく親切なのである。たとえば、「X ボタンでメニューを開く」操作の説明。この一文以外に何が必要なの? という感じだが、本作の場合、「X ボタン~」の前に「A ボタンを押してこのメッセージを閉じてから」といった説明が必ずといっていいほど入ってくるのだ。ここまで親切なゲームってちょっと記憶にないなあ。

とりあえずリーフォスの説明とおり、荒れた土地をスコップを使って耕していく筆者。実はこういう地味な作業、大好きです (笑)。すると、さっそく "ワールム" というイモ虫型のピニャータがわがガーデンにやってきた! 本物の虫はかなり苦手な筆者だが、この "ワールム" は、非常に愛嬌があってかわいらしい。モソモソと動くその様を眺めていると、今度は鳥型のピニャータ "スパローミント" がやってきた。そして、リーフォスからもらった草のタネをまいたことで、ヘビ型のシロメントが登場……というように、ガーデンを育てていくと、次々と新しいピニャータが来訪してくるのだ。最初は荒れ果てていたガーデンが、どんどんにぎやかになっていく。すげえ順調です。

ただし、この段階ではまだピニャータを "集めた" ことに過ぎない。ここから先は、ピニャータを "育てる" ことを考えなければならないのだ。最初のステップは、やってきたピニャータたちを、ガーデンの正式な住人にすることだ。

ピニャータを住人にするためには、お目当てのピニャータが好む環境に、ガーデンを作り上げればよい。条件を満たすと、来訪時は白黒だったピニャータが、本来のカラフルな姿になり、住人となる。住人になったピニャータは、以後は特定のアクシデントがない限り、ガーデンから離れていくことはない。住人のピニャータに自分で名前を付けることもできるため、より愛着がわくっていうもの。

……と、簡単そうに書いてみたが、実はピニャータが住人となるには、複数の条件を満たさなければならない場合がほとんどだ。それも、土地を耕したり、特定のピニャータを登場させたりといった簡単な内容だけでなく、場合によっては、そのピニャータに他のピニャータを食べさせる必要もあるのだ! いわゆる食物連鎖というヤツを、わがガーデン内で垣間見られるワケである。丹念に育て上げたピニャータを、時には犠牲にすることも、一流のガーデナーになるためには必要不可欠なのだ。

ちょっぴりかわいそうに思えるが、こればっかりは自然の摂理なので仕方がない。また、このピニャータを住人にする方法は、「ピニャータ A を住人化するには、ピニャータ B と C をそれぞれ食べさせなきゃならない。で、B と C の登場条件はそれぞれ○○だから……」というように、パズル的な要素と考えることもできる。お目当てのピニャータを住人にするには、どのような手順を踏めばよいかを考えていくのが楽しいのだ。


ミニゲームをクリアすれば家族が増える

 

めでたくピニャータが住人になったら、次の目標は、同種のピニャータ同士を仲良くさせることだ。それにはまず、ウィリー建設にピニャータの家を建ててもらう必要がある。建設は無料ではないので、ガーデンに放置されているガラクタを壊したりして、この世界の通貨であるチョコ コインを集め、支払うのだ。

無事に家が建ったら、今度は 2 匹のピニャータを引き寄せて、簡単な迷路のような「なかよしミニゲーム」をプレイする。無事にクリアできたら、ピニャータの家に、ピニャータの赤ちゃんが入ったタマゴが届けられ、やがて誕生するというしくみなのだ。こうして、ピニャータをどんどん増やすのだ。

さらに、ピニャータ スイーツというキャンディを食べさせると、ピニャータの価値がアップ。ピニャータ自体を雑貨屋に売る際の値が上がったり、Xbox Live のランキングが上がったりと、いいことずくめである。また、ペーパー ペッツでメガネや帽子などのアクセサリーを購入し、ピニャータをドレスアップしても、価値は上がる。Xbox Live マーケットプレースでは、ここでしか手に入らないアクセサリーも販売中だ。

なお、冒頭でも触れたようにピニャータを叩き割ると、キャンディ (ゲーム中ではライフ スイーツという名前なのだ) が出現する。ライフ スイーツを他のピニャータが食べることでも価値が上がるし、ライフ スイーツ自体を売ることもできるのだ。でも正直、ピニャータをたたき割るのは、かなり抵抗あるよなあ (苦笑)。それだけに、無慈悲に叩き割っていく死神のようなキャラクタの "ダスタードス" が、憎たらしくて仕方がない。


ビジュアル的にも誇れるガーデンにしたいが……

 

本作に登場するピニャータは、全部で 60 種類以上だ。新しいピニャータを集めるためには、ガーデンを充実させることが重要なのだ。地面を耕したら、植物タネをまき、枯れないようにジョウロで水をあげ、丹念に育てるのだ。ちなみに植物のタネは、ガーデンを頻繁に訪れるシードスというキャラクタからタダでもらえるほか、雑貨屋で買うこともできる。

こうして育てた植物は、ガーデンを彩ってくれるばかりか、ピニャータの登場条件になることも。さらに、成長した植物の花や実は、ピニャータとより仲良くなるための条件となることもある。ちなみに花や実は、売って資金を稼ぐこともできる。リンゴやヘーゼルナッツなど、実が複数採れる植物は、まとまったチョコ コインを稼ぐのに最適な手段の 1 つだ。

また、植物の栽培だけでなく、敷石やフェンス、垣根などでガーデンを整備したり、岩やたいまつ、タルといったアイテムを設置したりして彩ることも可能だ。もちろん、これらもピニャータの各種条件にかかわってくるのだ。……が、どれもそれなりに値段の高い品物なので、資金難の筆者にはまだ買えず、ショップに並んでいるのを、うらやましげに眺めているだけだ。


「ガーデニングが上達してる!」とリーフォスも褒めてくれる

 

こうしてピニャータを育て、ガーデンを充実させると、プレイヤーのランクがアップする。すると、新しい施設が利用できるようになるのだ。これまで紹介したウィリー建設や雑貨屋、ペーパー ペッツ以外にも、病気になったピニャータを治療してくれる医院、設置済みのアイテムをグレードアップしてくれる改造屋、水やりや作物の収穫などを手伝ってくれるヘルパーを雇うための宿屋、希望のピニャータを捕まえてきてくれるフェッチェムズなど、さまざまな施設が次から次へと出現する。

中でも、一番お世話になるのは医院だろう。暴れん坊のサワー ピニャータが落とすサワー  スイーツを食べたピニャータは、病気になってしまうのだ。ちなみに、筆者のガーデンに住むピニャータたちとても、やがてガーデンから姿を消してしまうので、手遅れになる前にお医者さんに直してもらうのである。

このように、プレイヤーが "やれることが多い" 本作。決して "やることが多い" のではなく、どの操作を行うのもプレイヤー次第だ。できることは何でもかんでも手を出してみるのもよいし、こだわりの 1 匹の成長を、のほほ~んと眺めて遊ぶプレイも可能。プレイヤーのプレイ スタイルに合わせて、この美しいガーデンで起こる喜怒哀楽の物語を楽しめるのだ。見た目は一見子供向けだが、内容は激しく作り込まれており、大人でも十分に楽しめる本作。とにかく一度、触っていただきたいタイトルだ。

 


【Writing】

蛯原 秀夫

© 2007 Microsoft Corporation. All rights reserved.

©2008 Microsoft Corporation. All Rights Reserved