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プラチナコレクション
製品情報
Rockstar Games presents Table Tennis™

開発元: Rockstar Games

発売元: マイクロソフト株式会社

Rockstar Games presents Table Tennis™

ジャンル: スポーツ

発売日 : 2008/01/10

本体: Xbox 360

プラチナコレクション

Xbox 360 専用

¥2,800

CERO A - 全年齢対象
ゲーム レーティング: CERO A - 全年齢対象

オフライン プレイヤー数 : 1-2

Dolby Digital (5.1 ch)

カスタム サウンドトラック

ハイビジョン D4 (720p)

オンライン プレイヤー数 : 2-8

ボイス対応

製品情報項目についてのご説明
only on Xbox
公式携帯サイト
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ソフトレビュー No.2

 

卓球の、無我の境地を垣間見た!

 

日本人にとって卓球は最もポピュラーなスポーツ?

考えてみれば日本において、老若男女を問わず誰もが一度はプレイしたことがあるスポーツといったら、卓球は必ず挙がってくるだろう。しかし、一昔前には、「地味」「暗い」といったイメージが常につきまとっていたと思う。そんなイメージを持っている人ほど、「あの Rockstar Games がなぜ卓球?」「次世代機でなぜ卓球?」といった疑問が湧いてくるはずだ。かくいう筆者もその 1 人だった。

そんな疑問を持ちつつ、さっそくプレイ開始。操作は複雑じゃないだろうと思いつつも、一応マニュアルで確認すると、意外にもほぼすべてのボタンを使うようだ。とはいえ、ボールを打つための 4 つのボタン(A、B、X、Y)は、そのままスピンをかけたい方向に対応しているため、直感的に操作できそうだ。あとはフォーカス ショット(通常より威力の強いショット)とソフト ショット(スピードを殺したショット)の操作さえ覚えておけば問題なし。トレーニング モードが非常に充実しているので、初心者でも比較的短時間で思いどおりのプレイができるようになるはずだ。


卓球のボールってあんなに変化するのか!

ということでトレーニング モードをひととおりこなし、操作のコツはおおよそつかんだ筆者。最終目的はもちろん Xbox Live® でのプレイ、そしてあわよくば連勝することだが、まずはシングル モードで実戦経験を積むことにした。試合をして、まず印象に残ったのがサウンドだ。ラケットでボールを叩いたときの音や、ボールがコートで弾む "カコッ" という小気味の良い音は、卓球をやったことがある人なら「ああ、この音、この音!」と納得するはず。また、試合中には BGM が流れず(ラリーが続いたときなど、特定のシーンでは流れる)、選手がプレイに入ると観客は静まりかえり、得点が入るといっせいに歓声や拍手が沸くといった演出が雰囲気を盛り上げてくれる。ドルビー 5.1ch のサウンド システムを構築しているユーザーならば、空気がピーンと張りつめたような、言いようのない緊張感を体験できるのではないだろうか。

また、強烈なスピンがかかったボールが、相手コートで急激に変化する様は必見だ。スピンをかけすぎると、アウトになってしまうリスクはあるものの、ついついギリギリまでスピンをかけて、コートの一番端をねらってしまう。自分のコートの右端からレフト スピンをかけ、ネットの外側を通って相手コートの右端ギリギリに落ちたときなんかは、思わず「すげえ!! ありえねえ!!」と声を上げてしまったほどだ。しかも、操作したスピン ボタンと同じ色のエフェクトがボールを包み、ピカピカしている様も、なんだかスーパー ショットを放った感じがして格好良い。それにしても、本当の世界トップ クラスの選手たちも、あんなに急激に曲がるスピン ボールを打つのだろうか。


シーンは突然、選手2人だけの世界に

スポーツ ゲームの醍醐味といったら、やはり対人戦だろう。本作のレビュー第 1 回目を担当した板東氏が隣にちょうど居たので、オンライン対戦の前哨戦ということで、相手をしてもらった。スピン ボールの魅力に取り憑かれた(?)筆者は、スピン能力が MAX の KUMI 選手を、板東氏はパワー能力が MAX の JESPER 選手をセレクト。左右にほんろうすれば、勝ったも同然……と思っていたのだが、いざ試合を行ってみると、JESPER の強烈なトップ スピンにまったく付いていけず。逆にこちらが左右に揺さぶられて、あっけなく負けてしまった。悔しい!!

なぜ負けたのだろうか、と試合を思い返して敗因を探ってみると、どうやら筆者は無駄な移動が多すぎたようだ。コートが広いテニス ゲームのやりすぎか(?)、あるいは単に筆者がヘタなだけなのだろうか。ちなみに選手の動きはゲーム的な、いかにもデジタルぽいものではなく、リアルな人間の動きを見事に再現しているといえる。その動きに戸惑ったという説もなくはない(笑)。
自身の問題を確認したら、再び対戦にチャレンジ。しばらくプレイし続けると、ボールと選手の距離が多少あっても、ボタンを押せば選手がボールの方向に踏み込んで打ち返してくれることがわかった。わざわざボール際まで移動してからショットするよりも、その場でボタンを押した方が、ショットを返せる確率が高いのである。

そこで筆者はコート中央に陣取り、左右への移動を最小限に抑えることを徹底してみた。すると、相手のショットにかなり対応できるようになったのだ。とはいえ、無理な体勢でのリターンは、相手にチャンス ボールを与えかねない。また、各選手の特性(フォア ハンド/バック ハンドが得意)を考えてきちん動けるようになるのが理想だ。右利きでフォア ハンドが得意な選手なら、できるだけボールに向かって左側で構えられるようになりたい。うーん、操作は単純だけど、やればやるほど奥の深さを身をもって実感できる作りになっているのである。

その後は板東氏の同僚も加わり、対抗戦に発展。同僚とは毎回 3 セット目までもつれる、実力伯仲の試合になった。やはり、実力が近い人との対戦は、勝つか負けるか!? というギリギリの緊張感と、最後まで勝利への執念が消えないことから、最高に楽しい! またゲームにもかなり慣れてきたため、ラリーも続くようになった。……と思いきや、突如コートにスポット ライトが当たり、周囲は暗転。さらに観客の声もまったく聞こえなくなるという、まるでスポーツ系アニメのライバル激突シーンを思わせるような演出が発生! これは、両者がフル フォーカス モード(チャージを続け、フォーカス メーターが一杯になると自動的に移行するモード。任意のタイミングで発動するように設定することも可能)に入ると発生する演出だ。このモード中は選手の能力が一時的にアップすることもあって、今まで以上に白熱のラリーを展開。ゲームのキャラクタと同じくらいにラリーに集中し、興奮度も最高潮に。卓球の、無我の境地を垣間見る瞬間だ。その集中力の結果が相まってか、見事このラリーを制すことができた。熱中しすぎてコントローラを持つ手は汗だく。……と、ゲーム中のキャラクタも、激しい試合に汗をかき、シャツが濡れていることに気がついた。細かい演出がすごいなあ、と感心すると同時に、キャラクタとの一体感が感じられた、なんとも嬉しい一瞬だった。


Xbox Live での対戦は、ぜひ体験すべし!

対人戦でのコツをつかんだ筆者は、次のステップへ進むことにした。そう、Xbox Live での戦いである。発売翌日だし、まだそんなにレベルは高くないだろうと安易に考えていたら、とんでもない! 連戦連敗で、恥ずかしいほど大差が付いた試合も……。みなさん強すぎですよ!

そんな敗戦続きの中で感じたのは、リターン時に相手の放った打球と同じスピンをかける(カウンタ スピン)のがセオリーだということ。オフラインの対人戦ではそれほど感じなかったのだが(単に相手のスピンが弱かっただけ?)、カウンタ スピンを怠ると、ねらったところから外れることが多々あるからだ。また、スピンのかけ具合だけでなく、コースを打ち分けることも重要。左右への揺さぶりは当然として、意外と相手の正面に強いトップスピンをかけた速い球を打つのも効果的だ。

その後、使用キャラクタをスピン能力が高い選手から、パワー能力が高い選手に変更し、再挑戦。トップ スピンによる力押しで勝利を飾ることができた……が、どうにも腑に落ちない。なぜかというと、筆者がやりたいのは、こんな力押しの卓球ではないからだ! 切れ味の鋭いレフト/ライト スピンを駆使して、華麗に勝ちたいのだ!! と、理想とするプレイ スタイルでの勝利を求め、再び Xbox Live での試合にチャレンジするのであった。

ちなみに筆者がプレイしたのは、どんなプレイヤーとでも対戦できるプレイヤー マッチ モードだ。プレイ後に気がついたのだが、同レベルのプレイヤーを検索してくれるランク マッチ モードもあるため、こちらを選んだ方が、より実力が伯仲する試合が楽しめるだろう。

また、1 対 1 での対戦(エキシビション)だけでなく、4~8 人参加のトーナメントも楽しむことが可能だ。このトーナメントには制限時間が設けられているため、サーブをすばやく行ったり、長いラリーに持ち込まないようにするなど、エキシビションとは異なる戦い方が要求される。

さらに本作のマルチプレイの魅力として、他プレイヤー同士の試合を観戦できることが挙げられる。上級者同士による試合は、見ているだけで勉強になるのだ。


卓球に興味がなくてもハマれるって、スゴいよね

というわけで対人戦を遊びまくった筆者。もう、冒頭で述べた「なぜ卓球?」という疑問は、頭の中から完全に消えて去っていた。個人的には卓球に対する興味は皆無に等しいが、本作はそんな筆者でも間違いなくハマれる(特に対人戦)面白さがあるゲームだ、と言い切れる。陳腐な言い回しだけど、さすが Rockstar Games である。ゲームの複雑化傾向が強い中、このようなシンプルかつ、初心者にもわかりやすいゲームが、ハードの普及に大きくつながるのではないだろうか。Xbox 360 をまだ持っていない人には、最初の1本としてオススメしたい。きっと卓球に興味がなくても、ハマってしまうこと請け合いだ。もちろん、Xbox Live もね!

 

 


【Writing 】

蛯原 秀夫


© 2006 Rockstar Games, Inc. All rights reserved.
© 2006 Microsoft Corporation. All rights reserved.

©2008 Microsoft Corporation. All Rights Reserved