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プラチナコレクション
製品情報
NINETY-NINE NIGHTS™(N3)

開発元: キューエンタテインメント株式会社/ファンタグラム

発売元: マイクロソフト株式会社

NINETY-NINE NIGHTS™(N3)

ジャンル: ファンタジーアクション

発売日 : 2006/11/02

本体: Xbox 360

プラチナコレクション

Xbox 360 専用

¥2,800

CERO C - 15 才以上対象
ゲーム レーティング: CERO C - 15 才以上対象

オフライン プレイヤー数 : 1

Dolby Digital (5.1 ch)

カスタム サウンドトラック

ハイビジョン D4 (720p)

ボイス メッセージ

製品情報項目についてのご説明
only on Xbox
公式携帯サイト
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ソフトレビュー No.1

スケールの大きさはテレビゲーム史上最大!!

日韓の実力者が手を組んだコラボ作品


NINETY-NINE NIGHTS™(N3) (以下、N3) がついに発売された! 本作は、過去に幾多もの名作を手がけてきた水口哲也氏と、韓国屈指の開発メーカー・ファンタグラム社のサンユン リー氏が手を組んだ 3D アクションゲームだ。オリジナルのファンタジー世界を舞台に、人間やゴブリン族、トロール族など、様々な種族が己の主権を賭けて争い合う。光と闇、どちらの勢力が世界を統べるのか……、かくも壮大なスケールで描かれる超大作だ。

これまで水口氏が手がけてきた作品は、どちらかといえば新機軸となる独創的なタイトルぞろい。いっぽうのファンタグラム社は、Xbox ユーザーにとってはお馴染みの、アクションとシミュレーションが融合した キングダムアンダーファイア ~ザ・クルセイダーズ~ が代表作。オリジナリティ溢れるクリエイターと、実績のあるソフトハウスのコラボレーションとなれば、いやが上にも期待は高まるというもので、この日を待ちわびていたファンは多いのではないだろうか。もちろん筆者もその 1 人だ。実のところ、期待の高さゆえに、ある程度のことでは満足できずに、物足りなく感じてしまうかもしれないという不安を感じていた。だが、そんな不安はプレイ開始直後にすぐに吹き飛んだ。N3 は、これぞ Xbox 360™ だ、という作品に仕上がっている。では、その魅力に迫っていこう。


ファンタジーの世界に存在しているという喜び


3D アクションゲームである本作は、各ステージごとに設けられた目的をこなし、ステージクリアを目指すことになる。最初に驚いたのは、オリジナルの世界観を実現したグラフィックだ。荘厳な聖堂や巨大なトロール族など、建物やキャラクターすべてが緻密に描かれており、独自のファンタジー世界をしっかりと構築している。その壮大な世界に、筆者はあっさり引き込まれてしまった。通常の戦闘シーンでも、髪の毛の毛先 1 本 1 本がきれいに描かれていたり、鎧など装飾品の光の反射が、角度によって変わったり、走るスピードによって舞い上がる砂ぼこりの量が変わったりと、細部にいたるまでグラフィックへのこだわりが見て取れる。細かい部分と思うなかれ、このこだわりによってリアリティが生まれ、よりゲームの世界に感情移入しやすくなるのだ。


もう数十人程度の敵じゃ満足できない!? 待ち構える圧倒的な数の敵軍


本作でもっとも気になるのは、やはり戦闘シーン。さっそくキャラクター選択でインフィを選び、最初のステージの味方軍同士での模擬戦に挑戦。最初だからとタカをくくって、のほほんとジャンプや攻撃などの基本操作のチェックをしていたら、あっという間に相手部隊に攻め込まれてしまった。画面いっぱいにひしめく自軍と相手軍の兵士にさえぎられて、あれよあれよと言う間にインフィの姿を見失ってしまう。押し寄せる敵を見て「兵士が 1 人 1 人独立して動いている!」と感心している場合ではなかった。あわてて R スティックでカメラアングルの操作を行い、視点のベストポジションを探してみると、どうやら離れた敵を見るときは視点を低めにし、自分の周囲を敵に囲まれたら視点を高くすると状況を把握しやすいということがわかった。それさえわかってしまえば、こちらのものだ。いざ、反撃である!

攻撃は X ボタンと Y ボタンを特定の順番で押すことで、スキルと呼ばれる連続攻撃を簡単に仕掛けられる。ボタンの入力順番さえ間違わなければ簡単に連続攻撃ができるので、3D アクションゲームに慣れていない人であっても安心だ。筆者も最初は、入力順番がわからなかったが、最初のステージで試し斬りとばかりにスキルの練習をさせてもらった。調子に乗って練習のノリのまま相手武将に斬り掛かり、あっさり返り討ちにあってしまった。やはり、武将クラスともなると、甘く見てはいけないようだ。

3D アクションゲーム好きの筆者としては、攻撃モーションがカッコイイかどうかというのは、かなり重要。たとえ、ストーリーやゲームバランスがよくても、攻撃がダサかったらモチベーションは下がるというもの。やはり使うなら攻撃のカッコイイキャラクターがいいのだ! その点、本作の攻撃の流れるような武器さばきはド派手のひと言。キャラクターによって使うスキルが違うので、華麗か豪快かは異なるが、どのスキルもカッコよく、一見の価値アリだ。

またキャラクターは、最初からすべてのスキルが使えるわけではなく、敵を倒してレベルアップすることで新たなスキルを覚えていく仕組みだ。レベルアップしたらメニュー画面のスキル一覧を確認して、どんな技が使えるようになったのか、ボタンの入力順番を確認しておくのがよい。レベルが上がるとスキルの種類が多過ぎて、何を使おうか迷ってしまうのがぜいたくな悩みの種と言える。

通常攻撃以外に、敵を倒すと現れる赤色のオーブを一定以上集めると使える "オーブアタック" という必殺技がある。さらに、その"オーブアタック" で敵を倒した時に現れる青色のオーブを一定以上集めると "オーブスパーク" というさらに威力の高い必殺技が使用可能になる。この 2 つの攻撃はどちらも超強力で、周囲にいる数百もの敵を一掃できる威力を持っている。相手が大軍であっても、数秒で撃破可能なのだ。あえて複数の敵部隊を合流させて、一気に倒すというような戦い方もできる。寄せ集め過ぎてピンチになることもあるが、"オーブアタック" と "オーブスパーク" などで一気に大量の敵を倒したときの興奮は計り知れない。大軍勢に挑み、蹴散らす爽快感は病みつきになること間違いなしだ。

過去のゲームマシンでは、画面内に多くのキャラクターが映し出されると、表示されないキャラクターがいたり、動きが遅くなってしまうことがあった。マシンの性能が限界に達して、すべてのキャラクターが表示できないのである。だが当然ながら、本作ではそういったことは一切ない。今まで以上に美しいキャラクターたちが圧倒的な大軍で映し出されても、画面表示は非常にスムーズ。爽快感を損なうことなく、快適にプレイできる。Xbox 360 のマシンパワーの凄さに、改めて驚かされる。


育てたくなる個性的なの主人公たち


本作で操作できるのは、隠しキャラを入れて全部で 7 人だ。ただし、最初に操作できるのはインフィのみで、ストーリーを進めていくごとに新たに使用できるキャラクターが増えていく。

本作は、ひとつの戦争をキャラクターごとの視点で見つめるという独特の手法を取っているので、インフィだけをプレイしても、ストーリーの全貌は見えてこない。それぞれのキャラクターでプレイすることで、戦争勃発の原因、人物関係の謎が明らかになっていくのだ。信じていた正義が、実はほかの登場人物の視点から見ると悪であったりと、何が正しいのかを考えさせられる。全キャラでクリアして、ぜひ自分なりの解答を見つけだしてほしい。

本作のキャラクターは、能力や攻撃方法がまったく異なる。それぞれで、独自の攻略方法を見つける必要があるので、キャラクターを変えるたびに新鮮な感覚で遊べるのだ。また、キャラクターがレベルアップするごとに、次々と解禁されていくド派手な技はどれも爽快で、すべての技を使えるようにするためにキャラクターを育てるのも、本作の楽しみの一つだ。


戦場であっても、冒険心や遊び心を忘れずに


世界の支配権を賭けた戦いの物語なので、ゲーム中は相手部隊の攻撃や、様々なトラップがあったりと、常に危険がつきまとっている世界ではあるが、時には周りの風景にも目を向けてみると意外な発見ができる。

実は各ステージはかなり広く、クリア目的なら行かなくても良い場所でも、しっかりと作りこまれている。そんな場所をのんびり散歩してみると、思いもよらない場所で宝箱を見つけたりと、意外な発見があるのだ。終始戦い続けるだけと思われがちな本作だが、たまにこんな遊び方をしてみると、本作の意外な一面が発見できて楽しい。


【Writing 】

町田柿夫


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