
製品情報ロストオデッセイ™開発元: ミストウォーカー/フィールプラス/マイクロソフト 発売元: マイクロソフト株式会社 ![]() オフライン プレイヤー数 : 1 Dolby Digital (5.1 ch) カスタム サウンドトラック ハイビジョン D4 (720p) 公式携帯サイト![]() | ソフトレビュー No.2今年は "寝正月" じゃなくて "泣正月" はいかが? |
| 泣けるRPG 『ロストオデッセイ』 |
泣けます! このゲーム、ホントに泣けるんです!! ロストオデッセイ は大作正統派 RPG ということで、メディアにはさまざまな要素が紹介されているけれど、筆者が遊んでみて一番感動したのは "泣けるストーリー" だった。もちろん、グラフィックやサウンド、演出なども十分に楽しめるんだけど、心をガツーンと打たれたのは物語の秀逸さ。さすが、制作総指揮を務める坂口博信氏と、シナリオ全般を担当した重松清氏がガッチリとタッグを組んだ作品とあって、そんじょそこらのゲームとはひと味もふた味も違う、実に濃い物語を楽しませてくれる。
主人公カイム・アラゴナーは、不死者と呼ばれる死ぬことができない戦士。すでに 1000 年の時を生き続けている。この設定は単にカイムが無敵の人物であることを意味するのではない。筆者は、遊ぶ前は「1000年も生きられたらいいな~」などと安易に考えてしまったが、本作を遊んでみたら意識が変わった。他人よりも長く生きるということは、それだけ多くの "人の死" を見届けなければならず、そのたびに悲しい思いをしなければならない。本作でプレイヤーはカイムとなって冒険に出るのだが、プレイを続けると 1000 年を生きる人間の悲しさを徐々に知っていくことになるのだ。
| 1000 年の記憶が徐々に明らかに…… |
1000 年も生き続けているカイムだが、過去の記憶はすべて失ってしまっている。誰かに過去のことを尋ねられても、すべて「覚えていない……」としか答えられない。しかし、本作では冒険を続けるにつれて、記憶を徐々に取り戻していく。
そのカイムの過去の記憶は、"千年の夢" という、短編の読み物によってゲーム内で紹介される。これは、いわばカイムの記憶の断片。この断片を集めてゆくと、いままで謎に包まれていたカイムの過去が明らかになるわけだ。"千年の夢" を思い覚ますには、ゲーム中に特定の行動を行う必要がある。そのほとんどは、街にいる人々と会話することで思い出されるので、多くの人物が生活する街では、くまなく散策したほうがいいだろう。
この読み物こそ、前述した重松清氏が手がけた作品である。記憶の回想シーンが始まると、画面には静かな音楽と共に物語が表示される。このシーンだけでも、サウンドノベルとして十分なクオリティーを持っているコンテンツだ。
【Writing】
車 ポン吉
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