「続きが気になる」って重要だよネ
ついに日本でも発売された『Halo® 2 (ヘイロー2)』、みんなバリバリ遊んでいるかい? 中にはもう「最高難易度でクリアしちゃったぜ!」って人もいるかもしれないし、筆者みたく「仕事が忙しくて、まだ封も開けていないですよ!」って人もいるかもしれない。いや、当然筆者はレビューのためにプレイしているわけですが、自宅で遊ぶ「個人用」はホントに手つかずの状態なんですよ。説明書読みたくて封だけ開けてしまいましたが・・・。 さて、本作の魅力といえば「美しいグラフィックス」とか「臨場感あふれるサウンド」などが挙げられる。が、忘れちゃならないのは、前作でも高く評価された「シナリオ」だ。そんなわけで、今回のレビューはシナリオについて少し語っていきたいと思う。 ちなみに、前半部分のネタバレもちょっとだけあるので、ネタバレが嫌な人は今すぐ本作をプレイして、中盤部分ぐらいまで進めてから本稿をご覧頂ければこれ幸いである。
本作のシナリオを語る前に、まずは前作のシナリオを軽くおさらいしていきたいと思う。 好戦的なエイリアンの複合軍であるコヴナント軍と、熾烈な戦いを繰り広げていた地球軍。主人公である“マスターチーフ”が搭乗していた宇宙船オータムは大破し、脱出艇で逃げ出すことに。地球軍が不時着したその惑星は、衛星軌道上に銀色のリングが輝く環状惑星ヘイローだった。 地球軍を追撃してきたコヴナント軍と惑星ヘイローで戦ううち、新たな敵が出現する。知的生命体に寄生する凶悪な生物“フラッド”だ。“コヴナント”と“フラッド”、ふたつの敵と戦いながら、マスターチーフは惑星の中核に当たる施設コントロールセンターにたどり着く。そこで、惑星をとりまく銀色のリング“ヘイロー”の正体を知ることになる。 実は“ヘイロー”とは古代の兵器で、この“フラッド”に対抗する最終手段。それは、“フラッド”が寄生するもの、つまり半径何光年かに存在する生命体を全て抹消し尽くすというとんでもない兵器だったのだ。 滅んではかなわん、ということで頑張ってヘイローを破壊したマスターチーフ。コヴナントの追撃もなんとか振り切り、無事に地球方面へと帰還したのである。
さて、本作の主人公は、前作に引き続き遺伝子操作を受けた最強の戦士“マスターチーフ”である。彼は(おそらく)人間なので地球軍側に所属しているし、当然本作でもマスターチーフをはじめとする地球軍側の話から始まると思っていた。 だが、本作冒頭のムービーシーンは、なんと敵であるコヴナント軍の視点から始まる! もう、コヴナント軍がストーリーに大きく絡んでくることがこの時点で予測できるわけで、前作のファンとしてはやっぱり嬉しい。ちなみに、今作では彼らが話していることが理解できるようになったので、彼らの生態系や人間に対する憎悪なんてものがよりわかりやすくなったのだ。小泉的には敵役について深く描写されると燃えるわけで、もう序盤から盛り上がりっぱなしなワケですよ。 最初に語られるのは、前作でヘイローを破壊されるという大失態を冒した“エリートの司令官”が、裁判にかけられるシーン。彼らにとって大切なヘイローを破壊され、さらにマスターチーフが乗っていた宇宙船をむざむざと逃がしてしまったことで、そのエリートは異端者扱いされているのだ。 このような一つの事柄からでも、知り得る情報は非常に多い。まず、コヴナントは階級制度、とまで言ってしまって良いものなのかわからないが、彼らを統率する人(人じゃないケド)がいる、ということだ。つまり目的に対して、組織的に行動できる生命体であるということだ。異端者と見なされたヤツは処刑されるようで、力による統制の一面などもかいま見られるのだ。 前作ではイマイチ生態が不明瞭だったコヴナント軍だが、今作ではこのようなムービーが挿入されているので、以前に増して彼らに対する興味がわいてきたのは筆者だけであろうか。「言葉が通じないエイリアンが敵」というのももちろんアリだとは思うが、考え方が理解できるにつれて、より一層本作の世界へと引き込まれるようになったことは確実だろう。
コヴナント側のいざこざが一段落すると、今度は我らが主人公であるマスターチーフへと視点が移行する。前回のラストで地球方面に帰還し、付近の宇宙ステーションで表彰式を受ける予定なのだ。前作で愛用していたアーマーの一部がボロボロに壊され、「この装備にいくらかかっているのか、わかっているのか?」などと小言を言われているマスターチーフを見て笑ったのは、筆者だけではないハズだ。 新しいアーマーに着替え、「カメラ撮影は無い予定だったはずだぞ」なんて愚痴をこぼしながらも表彰式に出席するマスターチーフ。そこには、前作で憤死したキース艦長の娘の姿も。もちろん、パートナーとしてアレコレ助けてくれたコルタナも健在のようだ。だが、表彰式の最中ながら、事態は急展開。コブナント軍がステーションへ攻撃を仕掛けてきたのだ。 というわけで、序盤の敵はやはりコヴナント軍。久々の彼らとの戦いに、体中の血沸き肉踊る筆者。やっぱこうでなくちゃ! というわけで、ここから実際の戦闘がスタートする。 筆者の恐るべき戦闘能力をフルに活かしきり、押し寄せてくるコヴナント軍をバシバシ倒しまくっていると、どうやらヤツラは地球に攻め込むらしい、との情報が。仕掛けられた爆弾とかを処理しながら、マスターチーフは地球へと向かう。そう、地球人にとっては本土決戦である。これが燃えないワケがないじゃないですか!
というわけで、シリーズ初の地上戦がここから展開されるわけなのだ。この先の話にちょっと触れると、再び視点はコヴナント軍へ。どうやら異端者としてつるし上げられていた“エリートの司令官”は、生き延びる道として預言者直属の僕(しもべ)である“アービター”になることを余儀なくされたのだ。彼の新しい任務は、真の異端者を抹殺すること。 コヴナントも内部で大変だなあ……とか思っていると、なんとそのままゲーム画面へ。え!? 本当!? と当初は信じられなかったが、どうやらこれはマジらしい。そうなんです、本作ではなんと、敵であるコヴナントを操作するステージも存在しているのです。これにはしてやられた。だって、マスターチーフのライバル・オブ・ライバルであるエリートを操作して、コヴナントの反逆者を倒す、っつうんだから! どうです? 気になる話でしょ? 先が見たくなってきたでしょ? というわけで、すっげー気になるシナリオの続きは、自分自身の目で確かめていただきたいのである。ちなみに筆者も、まだここまでしかプレイしていないので、先が気になって気になって仕方がないのだ。でも仕事が忙しくてしばらくプレイできないのが悲しいところ。 今現在、本作をプレイできる人は、間違いなく筆者以上に幸せな環境にいると思うので、筆者の分までその幸せをかみしめて頂きたいしだいであります。 あー、溜まっている仕事、如月にやらせようか?
【Writing:小泉 正幸】 【筆者紹介】 全てが謎のベールに包まれている感じの謎ライター。 最近忙しいようなそぶりを見せているが、別に彼だけ特別忙しいというわけではない。つまり被害妄想が強い。ちなみに仕事は断られたようだ。残念! |