やっと遊べる! やっと遊べる!
世界中で約 500 万本が売れた、Xboxの代表的なタイトル『Halo®(ヘイロー)』。そして、その続編である『Halo 2 (ヘイロー2)』が発表されてから約 2 年間あまり。悶々とした日々を過ごした人も多いのではないだろうか。もちろん、筆者もその 1 人である。 E3 や TGS のプレイアブルでプレイしたときも、「こいつは期待できそうだ」ということより、「頼むからもっと遊ばせてくれ!」という感想のほうが強かった。つまり、個人的にもそれだけ期待していたタイトルということだ。ぶっちゃけ、Xbox ユーザーに本作を「期待するな」というほうが無理な話ですよね? そんな全世界のゲームファンが待ちに待った本作が、ついに、ついに発売されるのである! そんなワケで、今回はシングルプレイについてアレコレ語っていきたいと思う。ストーリーに関しては別の機会に語るとして、かなり思いもしなかった展開になる、ということだけは書いておきたい。いやもうホント、先の話が気になって大変ですよ!
| 質感、重厚さが増し、大幅にパワーアップしたグラフィックス |
前作でも美しかったグラフィックスだが、3 年経過しただけで映像はこうも進化するのか、と驚かされることだろう。キャラクターや銃器の質感、つまりオブジェクトの表面がリアリティに富んでおり、例えば主人公の“マスターチーフ”なんかはかなりの重量感が感じられる。 また、ムービーシーンも大幅に増えており、地球軍だけではなくコヴナント軍の視点から描かれているシーンも多いことを記載しておきたい。グラフィックスから少し話が外れるが、今回はこのようなイベントシーンはもちろん、通常の戦闘中でもコヴナント軍が日本語で話すようになったことも特筆すべきポイント。彼らが意図していることや、感情などを理解できるようになったため、より一層『Halo 2(ヘイロー2)』の世界に引き込まれるのだ。 筆者は、このムービーシーンを見ていたく感動した。グラフィックスのクオリティが高いのは当然というか予想の範囲内だったのだが、カメラワークが非常に素晴らしい。また、キャラクターデザインのセンスの良さにも感心した。特に、今回初めて登場したコヴナント軍の重役(っぽいヤツラ)は、高貴だがどこか腹黒さを秘めている雰囲気で、敵ながら非常に魅力がある。 過去のゲームでは、「グラフィックスが美しいから」という理由のみで「まるで映画のような」という表現が使われていた。だが本作では、映像の美しさはもちろん、そのカメラワークの素晴らしさ、キャラクターデザインのセンスの良さ、という所を評価して、筆者は「まるで映画のような」という表現を贈りたい。
“バトルライフル”や“コヴナントカービン”など、新しい武器が大幅に追加された。これらはかなり早い段階から登場するので(もちろん全部ではないですが)、新しい武器がなかなか登場しなくてイライラする、という心配は無用。 ファンが最も期待している新武器は、光り輝く剣のような武器“エナジーソード”であろう。ただ振り回すだけではなく、至近距離の敵と戦う場合、猛ダッシュして一気に突き上げると、耐久力の高い敵でも一撃で倒せるほどのダメージを与えられる。使いどころが難しいが、上手に決まれば、その爽快感は他の武器の比ではない。いやもう、「俺スゲー! カッコイイ!」と思っちゃいますよ! 前作から引き続き登場する武器も、細かな点が変更されている。たとえば、高火力が魅力のバズーカに追尾機能が追加されたり、ハンドガンからズーム機能がなくなったり、といった具合だ。これらの違いを探しながら遊ぶのも、本作の楽しみの 1 つである。 もうひとつ、武器に関することで忘れてはならないことがある。そう、右手と左手の両方に片手用武器を持って攻撃する“二挺拳銃”だ(拳銃以外も当然別々に持てるのだが、ここでは便宜上このような呼び方をさせていただく)。単純に考えて攻撃力が 2 倍になるので、攻撃のキーポイントになることは間違いない。なにより格好良いし、弾丸をばらまく爽快感も味わえるので積極的に使っていきたいところだが、「弾丸が 2 倍の早さで減る」、「“二挺拳銃”中はグレネードが使えない」などのデメリットもあることに気をつけたい。が、どのような局面で使うのが有効なのかを探すのもかなり楽しみだったりする。
“ワートホグ”や“バンシー”、“ゴースト”など、前作でお馴染みのビーグル(乗り物)も登場。武器と同様にこれらもパワーアップしており、たとえば“ゴースト”はブースト(加速)機能が、“バンシー”は上下左右方向へのロール(回転移動)機能が追加されている。 また、これらビーグルがパーツごとに細かく壊れるようになったことも注目したい。単にリアリティが増したというだけではなく、使い終わった乗り物をバシバシ撃って破壊するのがかなり楽しいのだ。ちなみに、壁にある謎の機械 (?) を始め、壊せるものはかなり増えている。筆者のような、動いていないものを壊すことが大好きなプレイヤーは、とりあえず何が壊れるかを探してみるのが良いだろう。 もう 1 つ、誰かが乗っている乗り物に乗っかり、強奪できる新要素も注目。たとえば前作では、“ゴースト”を発見したけれど乗る前に敵に奪われると、取り返すことはかなり難しかった。だが本作は、たとえ敵に先に乗られても、「奪えばいいか」的な安心感が存在するのがありがたい。なーんて簡単そうに書いていますが、強奪するのは結構難しいですよ、これ。でもその分、強奪に成功したときの達成感はかなり高い。とりあえず奪え!
というわけでシングルプレイの序盤を一通りプレイしてみたわけだが、その完成度を疑う余地はまったくない。間違いなく、Xbox で最強のゲームと断言できるだろう。「もう FPS だけは絶対にダメ!」という人以外は、何が何でもプレイして欲しい。 かねてから本作に期待を寄せていた人は、とりあえず面白さについては心配しなくても良い。それよりも、D2 以上に対応したテレビの導入や、5.1ch サラウンドの導入といった、環境面について頭を悩ませるべきであろう。 また、一緒に遊べる友達を探すことも重要だ。普通に遊ぶ場合は特に問題ないにしても、住んでいる場所にブロードバンドが来ていないなど、XboxLive™ で遊びたくても遊べない人もきっといるであろう。そのような場合、どうやって友達を増やすか、または友達に遊ばせるか、ということを考えておいた方が良いかもしれない。 でもまぁ、とりあえず最初は、“待ちに待った 2 年間”をグッとかみ締め、ゲーム史に間違いなく名前を残すであろうこの名作を、思いっきり楽しむことにしましょうや!
【Writing:板東 篤】 【筆者紹介】 ゲーム歴がそろそろ 20 年を超えそうな、ゲームバカライター。本作に備えて前作を“レジェンド”でプレイし直してみたが、3 面あたりであえなく挫折。年齢による腕前の低下が近頃の悩みらしい。 |